様々なアトラクションで私たちゲストを楽しませてくれる東京ディズニーリゾート。
一度乗っただけでは楽しみ尽くしきれないほどたくさんの演出が組み込まれており、つい何度も乗りたくなってしまいますよね。
ですが、ほとんどの人がスルーしてしまうであろう細やかなところにもそういった演出が隠されているのです。
そんな細かすぎる演出の中から、東京ディズニーランドの人気アトラクション「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」にまつわるお話をご紹介していきます。
今回ご紹介するのはアトラクションQライン(待ち列)のとある黒板についてです。
中々衝撃的な内容となっていますので、ぜひ次回のインパの予習にご活用くださいませ。
ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディションは東京ディズニーランドのアドベンチャーランドにあるアトラクションです。
アドベンチャーランドは「冒険とロマンの世界」をテーマにしており、亜熱帯ジャングルやニューオリンズの街並みなど異文化が交差するテーマポートです。
ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディションは陽気で勇敢な船長が率いる船に乗ってジャングルを探検するアトラクションです。
ライオンやワニなどの様々な野生動物との遭遇や神秘的な神殿の冒険など、スリリングで充実した冒険をすることができます。
東京ディズニーランド開業当初から「ジャングルクルーズ」として運営されていましたが、2014年9月8日に「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」としてリニューアルされました。
リニューアル後はイルミネーションやプロジェクションマッピングなどの演出が追加された他、『ライオン・キング』の楽曲が使用されるなどオリジナル要素が付け加えられさらに豪華な船旅を体験できるようになりました。
さて、そんな魅力たっぷりのジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディションですが、Qラインには船長の暮らしぶりが分かる数々のプロップスがあります。
今回はその中から船長たちの食事メニューについてご紹介していきます。
メニュー表があるのはアトラクションQラインから見えるこちら。
こちらのスペースは船長たちの休憩スペース。
壁のプレートには「SKIPPER LOUNGE(船長休憩室)」と書かれています。
ランタンや地図など船旅に必要なアイテムがずらりと並んでいます。
チェスやカリンバ、「MICKEY MOUSE」と書かれた雑誌などの娯楽用品もありますね。
チェスの駒は動物のデザインです。
駒の配置が不自然なので、一般的なチェスとは違うルールで遊んでいるのかもしれません。
さて、その中で今回ご紹介するのはこちらの黒板の内容についてです。
タイトルに「CRew Mess LUNCH MeNU(船長たちのランチメニュー)」と書かれている通り、こちらには曜日ごとの船長たちのメニュー内容が記されています。
一体どのようなメニューなのか、見ていきましょう。
Fricassee of
Giant Stag Beetle
(tastes a bit like chicken)
巨大なクワガタのフリカッセ
(チキンに少し似ている味)
フリカッセはフランスの伝統料理で、肉をホワイトソースで煮込んだものです。
クワガタとチキンは味が似ているのでしょうか…。
Barbecued
Three-Toed Skink
(has a chicken flavour)
3本指のトカゲの丸焼き
(チキン風味)
今度はトカゲの丸焼き。
そしてまたチキン風味という表現が使われています。
Consomme of
River Basin Slug
(poultry like)
川ナメクジのコンソメ
(家禽に似ている)
近くの河川流域に生息するナメクジをコンソメで味付けしたもののようです。
家禽(かきん)というのは家畜として飼育される鳥のことで、主にニワトリやアヒルを指します。
これも意味合い的には鳥っぽいということを示しているのでしょうか。
Fillet of Rock Python
(chicken-esque)
アフリカニシキヘビのヒレ肉
(チキン風)
同じくニシキヘビ属のアミメニシキヘビは食用とされることもあり、実際に鶏肉に近い味がするそうです。
アフリカニシキヘビも近しい味がするのでしょうか…。
CHICKEN(REALLY!!)
チキン(本物!!)
今まで散々チキン風味が登場してきましたが、金曜日は本物のチキンが食べられるようです。
どの料理もチキンだと思い込んで食べたら美味しい…ということなのでしょうかね。
さて、船長たちの食事メニューについてご紹介してきましたが、皆さんが食べてみたいものはありましたが?
私はご遠慮願いたいですね…(笑)
彼らは好き好んでゲテモノを食べているのではなく、食糧の少ないジャングルで生き抜くためにそういったものを食材にしているのでしょうね。
一方で、東京ディズニーシーには好き好んでゲテモノ料理を食べていた人物がいます。
アトラクション「タワー・オブ・テラー」に登場するハリソン・ハイタワー三世です。
彼は世界中を旅して出会った様々な料理を自身がオーナーを務めるホテル・ハイタワーのレストランで提供していました。
こちらがそのメニュー表なのですが、内容はゾッとするものばかり。
彼はかなりの物好きだったのでしょうね。
パークに書かれた英語を読み解いてみると、こういった興味深い事実が明らかになるかもしれません。
皆さんもぜひ様々なプロップスに目を向けてみてくださいね。
東京ディズニーランドあるジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディションの船長たちの食事メニューのご紹介でした。
とにかくチキン風であることを押す強引なメニューでした。
過酷なジャングルで私たちのために粉骨砕身頑張ってくれている船長たちには感謝と敬意を表さなければですね。
それでは、よい冒険を!