東京ディズニーリゾートでは様々なキャラクターと触れ合えるグリーティングが実施されていますが、皆さんキャラクターグリーティングはお好きですか?
キャラクターと直接お話ができるのがグリーティングの醍醐味。
大勢のゲストと一緒に楽しむショーやアトラクションでは味わえない、特別な体験をすることが出来ます。
今回は中でも東京ディズニーシーの奥地ロストリバーデルタにあるグリーティング施設「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」にまつわるバックグラウンドストーリーや豆知識をご紹介していきます。
舞台の背景を知ってからグリーティングに行けば、きっと今まで以上に深く楽しめるはず。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイルは東京ディズニーシーの開園10周年に合わせ、2011年にオープンしたグリーティング施設です。
施設内にグリーティング用のスペースが3箇所あり、3人の違うキャラクターが同時にグリーティングを行なっています。
オープン当初からミッキー、ミニー、グーフィーの3人が登場していましたが、2019年6月1日に登場キャラクターの変更があり、ミッキー、ミニー、ドナルドの3人がグリーティングを行なっていました。
そして2021年7月現在、グリーティングトレイルで会えるキャラクターはミッキーとミニーです。
おそらくこれはソーシャルディスタンスを確保するための一時的な措置であると思われますので、新型コロナウイルス収束後はまた3人のキャラクターと会えるようになるでしょう。
グリーティングトレイルがあるロストリバーデルタは、1930年代の中央アメリカのジャングルを舞台にしたテーマポートです。
アトラクション「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」や「レイジングスピリッツ」があるエリアとしても有名ですね。
ロストリバーデルタでは古代文明の遺跡発掘現場を見ることができるのですが、グリーティングトレイルでもミッキーたちが遺跡の発掘や研究、植物や昆虫の調査などを行なっています。
そしてミッキーたちは研究の休憩時間に、ゲストとグリーティングをしているのです。
なんてサービス精神旺盛なのでしょう!
ちなみに、グリーティングトレイルの調査出資を行なっているのはドナルドの伯父にあたるスクルージ・マクダックです。
スクルージは何よりもお金を愛する資産家で、常にお金儲けのことばかり考えています。
そんな彼がグリーティングトレイルに出資しているということは、ここにはすごいお宝が眠っていると踏んだのかもしれませんね。
グリーティングトレイルにある道具にも彼の名前が記されたステッカーが貼ってありますので、ぜひ探してみてくださいね。
そんなグリーティングトレイルでは、Qライン(待ち列)にあるプロップスを紐解いて行くと中々ユニークなものが隠されていて面白いです。
それでは早速、どのようなものが隠されているのか見ていきましょう。
グリーティングトレイルは大きく3つのセクションに分けることができます。
それぞれのセクションによって置いてあるものが違い、見応えがあります。
ひとつずつ紐解いていきましょう!
はじめにご紹介するのは、神殿調査サイトについてです。
以前はグーフィー、そしてドナルドがグリーティングを行なっていた場所ですが、2021年7月現在は度々ミッキーのグリーティング場所として使われています。
神殿調査サイトに入る前にぜひ見ていただきたいのが、グリーティングトレイルの入り口左にあるこちらの車。
柱に衝突してしまっています。
近くで見るとブレーキ痕もあるので、柱を見て急ブレーキをかけたものの間に合わなかったようです。
この車を運転していたのは一体誰なのでしょうか。
発掘サイトに飾ってある写真に答えが隠されていました。
ご覧の通り、グーフィーです。
車のナンバーにもグーフィーにまつわる数字が隠されています。
1932はグーフィーのデビュー作『ミッキー一座』の公開年(1932年)、3-17-39はグーフィーの初主演映画『グーフィーの釣り天狗』の公開日(1939年3月17日)を表しています。
車にはグーフィー直筆のメモが貼られています。
しまった!
ドジっちゃってごめんね!
ホウキを取ってくるよ。
グーフィー
グーフィーは散らかった車を掃除するために、ホウキを取りに行ったようですね。
車から降りてホウキを取りに行くグーフィーの足跡も、しっかり確認することができます。
そしてホウキを取りに行った先で偶然発見したのが、以前グーフィーがグリーティングを行なっていた神殿です。
後ろに描かれているのはこちらの神殿に祀られているグーフィーのご先祖様なんだとか。
確かにグーフィーとよく似ていますよね。
そして、神殿の左右にはこのようなものが描かれています。
ホウキです。
もしかしたら、グーフィーのご先祖様もホウキを探していたのでしょうか?
神殿調査サイトでは壊れた発掘物も見ることができます。
せっかく発掘したのに壊してしまった犯人はというと…
こちらも発掘サイトにある写真に証拠が残されていました。
またもやグーフィーでした。
後ろの絵に描かれているご先祖様と同じことをしています(笑)
のんびり屋でおとぼけなグーフィーの性格は、ご先祖様譲りなのかもしれませんね。
こちらの壁は出口付近で実際に見ることができますよ。
絵の下には日本語で「またきてね」の文字もあります!
ちなみに、この神殿でグーフィーはメダル、ドナルドは魚のような形をしたものを発掘しました。
そしてグーフィーは現在、再びホウキを探しに行っているそうです。
続いて植物や昆虫の観察を行なっている自然調査サイトについてご紹介していきます。
グリーティングトレイルオープン当初から依然としてミニーがグリーティングを行なっている場所です。
ここではジャングルに生えている植物や生息している虫などの観察・研究を行なっています。
Qラインには随所にこのような調査ノートのようなものが置かれています。
どうやら本当に水玉模様の姿をしている蝶がいるらしい。
この蝶はとても特別な柄が描かれているの。
私はこれを世界一ハンサムな蝶だと思う!
ノートにもイラストが描いてある通り、ミッキーの顔が描かれた蝶がいるようですね。
「世界一ハンサム」という表現から、おそらくこちらのノートはユニークな蝶を発見したミニーが書いたものなのでしょう。
自然調査サイトではこのような不思議な柄をした蝶を実際に見ることができます。
ぜひ待ち時間に探してみてくださいね。
そしてQラインを進んだ先にあるのがこちらの研究机。
ここではグリーティングトレイルで見つけた虫たちの資料やミニーの写真などを見ることができます。
広げられている資料はとても分厚く、ミニーの探究心が伺い知れます。
こちらの机には小さなターンテーブルが置いてあり、回すとミニーが研究している虫の標本を見ることができます。
ドナルドのような模様をした不思議なクワガタです。
他にもミッキーシェイプ柄のてんとう虫やグーフィーのような模様をした昆虫など、どれもユニークで面白いです。
そしていよいよミニーがグリーティングを行なっている場所へ到着。
ここでも調査中であることを裏付ける様々な小物を見ることができます。
背景に飾ってある大きな額に描かれているのはグリーティングトレイルで見つけた花の図解です。
どれも色鮮やかで綺麗なものばかりです。
図解の下には実物の花もあります。
右側にある棚にはガラス瓶に入れられた花や研究に使うであろう本、顕微鏡などが置かれています。
中段にはミッキーとミニーの2ショット写真も飾られています。
グリーティングに夢中だと意外と気づかないようなところですが、ぜひこちらも探してみてくださいね。
そして最後にご紹介するのが発掘サイトです。
グリーティングトレイルオープン当初からミッキーがグリーティングをしていた場所ですが、現在はミッキーが神殿調査サイトと交互に使っています。
ここではキャラクターたちが発掘した様々な遺跡を見ることができます。
こちらの大きな遺跡はミッキーにとてもよく似ています。
左右で耳を支えているリスたちはチップとデールのようです。
そしてこちらはデイジーそっくりです。
そう、こちらで発掘されている遺跡はどれもミッキーたちのご先祖様がモチーフになっているのです。
中でも一際目を引くこちらのドナルド風の遺跡。
首から下がありません…。
こちらの遺跡は元々全身の像だったのですが、発掘作業中に壊れてしまったのです。
遺跡の下を見てみると、まだ埋まったままの胴体があります。
そして、この発掘作業に携わったのはと言うと…
ミッキーとドナルドです。
こちらの遺跡周辺では二人の足跡も見ることができますよ。
ドナルドのご先祖様は発掘サイトのグリーティング場所の壁にも描かれています。
さすがご先祖様。
ドナルドととてもよく似ていますね。
発掘サイトでは、遺跡の他にも様々なものが置かれています。
まずこちらは、グリーティングトレイルの地図です。
元々あった地図にイラストや説明を書き加えていった様子が伺えますね。
そして地図の反対側には、本記事でも度々登場した写真の数々が飾ってあります。
たくさんの蝶たちに囲まれて楽しそうなミニーやご先祖様の神殿で居眠りをしてしまっているグーフィーなど、ここでしか見ることのできない貴重な姿を見ることができます。
どれも見応えがある写真ばかりですので、ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
東京ディズニーシーのグリーティングトレイルにまつわる豆知識のご紹介でした。
グリーティングトレイルには、本記事でご紹介した以外にもキャラクターへ送られてきた荷箱があったり、可愛らしいデザインのステッカーが貼られていたり、見所がたくさんあります。
訪れた際はぜひ探検家になった気分で、色々なプロップスに目を向けてみてくださいね。
それでは、よい冒険を!