東京ディズニーシーの大人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」。
東京ディズニーリゾートで唯一のフリーフォール系絶叫アトラクションです。
そんなタワー・オブ・テラーは、東京ディズニーリゾートで最もバックグラウンドストーリーが深いとも言われています。
アトラクションに散りばめられたヒントを紐解いていくと、意外な裏話に出会えますよ。
今回はタワー・オブ・テラーの豆知識の中から、とある暖炉にまつわるお話をご紹介していきます。
タワー・オブ・テラーの待ち時間が楽しくなるお話となっていますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
タワー・オブ・テラーは東京ディズニーリゾートで唯一フリーフォール系絶叫アトラクションです。
アトラクション本編だけでなく付随するストーリーや演出も怖いことから、東京ディズニーリゾート最恐アトラクションとも呼ばれています。
そんなタワー・オブ・テラーはかつて、ハリソン・ハイタワー三世がオーナーを務める「ホテル・ハイタワー」というホテルでした。
その後ハイタワー三世が謎の失踪を遂げたことによりホテルは閉鎖されるのですが、現在もホテルだった頃の面影を感じられるポイントが数多く残されています。
その中でも今回ご紹介するのは、1階のロビーにある暖炉について。
それでは早速、見ていきましょう。
暖炉は建物に入って左側にあります。
暖炉の前にはソファがあり、ちょっとしたくつろぎスペースのような造りをしています。
ホテル・ハイタワーとして賑わっていた頃は、暖炉を囲んで団欒していたのかもしれませんね。
こちらの暖炉はハイタワー三世がカンボジアから持ち帰って来たものです。
中央にはハイタワー三世の肖像画が飾ってありますが、こちらの肖像画を詳しく見てみると恐ろしい事実が判明しました。
ハイタワー三世の背景を拡大して見てみましょう。
遺跡の右側にいる人物はハイタワー三世の従者:アーチボルト・スメルディングです。
そして左側にいる協力者のような人たちに何やら指示を出している様子がわかります。
そしてこの背景と暖炉を見比べてみると…
同じです!
このことから、こちらの暖炉はカンボジアの遺跡を壊して持って帰ってきたものだと分かります。
肖像画は遺跡を壊す前に記念に撮られたものだったのです。
さらに、遺跡にある彫像に目を向けてみましょう。
そのまま残っているものが多い中、中央の大きな遺跡が足だけを残してなくなっています…!
ハイタワー三世は中央の彫像を壊し、そこに自画像を飾ったわけです。
傲慢な性格とはいえ、何とも罰当たりな行為なんでしょう…!
暖炉の下を見てみると、「高塔」と書いてあります。
日本か、はたまた中国か…漢字を使う国から強奪してきたものと思われます。
意味はそのまま高い塔、つまりホテル・ハイタワーのことを指しているのでしょう。
ですが、「高」「塔」をそれぞれ英語に訳してみると…
高=High(ハイ)
塔=Tower(タワー)
となり、ハイタワー三世を表すダジャレになっているのです。
傲慢慈悲なハイタワー三世ですが、こんなところに茶目っ気が隠されているのは面白いですね。
タワー・オブ・テラーにある暖炉にまつわる豆知識のご紹介でした。
タワー・オブ・テラーはバックグラウンドストーリーが深く、随所で興味深いプロップスを見ることができます。
タワー・オブ・テラーに乗車する際は、ぜひそういった装飾にも目を向けてみるとより一層楽しめるかもしれません。
そでは、良い冒険を!