東京ディズニーリゾート最恐アトラクションとして名高いタワー・オブ・テラー。
タワー・オブ・テラーはアトラクションが面白いだけでなく、付随するバックグラウンドストーリーや細やかなプロップスでもゲストを楽しませてくれます。
今回は中でも館内にあるレストランについてご紹介していきます。
「レストランなんてどこにあるの?」とお思いの方も多いかもしれませんが、タワー・オブ・テラーに乗車したことのある方であれば一度は目にしているはずです。
お料理はかなりのゲテモノばかりですので、閲覧注意です!
勇気のある方のみ、先へお進みください(笑)
現在タワー・オブ・テラーがある建物は、元々「ホテル・ハイタワー」というホテルでした。
名前の通り、ホテルのオーナーはアトラクションにも登場するハリソン・ハイタワー三世です。
ハイタワー三世は世界中から奪った骨董品や美術品を館内のあちらこちらに飾り、ホテルを自分好みに装飾していました。
その後ハイタワー三世が謎の失踪を遂げたことによってホテルは閉館することになったのですが、建物内には現在もホテルだった頃の面影が数多く残されています。
レストランがあるのはホテル・ハイタワーのロビー。
玄関から向かって左奥、通常時にファストパスとスタンバイが合流していた場所の近くにあります。
ちょっと奥まった場所にあるのですが、近くで見てみると確かにレストランであることが確認できます。
扉の上には「THE OLYMPIC RESTAURANT」と書いてあります。
「オリンピックレストラン」という名前のようですね。
レストランの入り口にはメニュー表が貼られています。
早速中身を見ていきましょう。
ニューギニアサゴヤシ虫のアルデンテ
カブトムシの幼虫のような生物を茹でたもの
モンタナプレーリーオイスターのワインソース
子牛の睾丸ワインソースがけ
うなぎのゼリーコンポート
うなぎの煮こごり
発酵したサメとチーズ
サメ肉を発酵させたものとチーズの盛り合わせ
サソリのコンソメスープ
サソリが入ったコンソメスープ
タランチュラのクリームスープ
タランチュラが入ったクリームスープ
オオトカゲのヒレ肉
オオトカゲの肉を焼いたもの
ダイヤガラガラヘビの串焼き
猛毒を持つダイヤガラガラヘビを串焼きにしたもの
ミル貝のフランベ
食用貝のフランベ
子牛の頭
子牛の頭を丸焼きにしたもの
バイユーのアリゲーターテール
ワニの尻尾肉
茹でたラクダの足
ラクダの足を茹でたもの
ハギス
羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でた料理
ピーナッツソースとウガリペースト&アンブヤット
ウガリ=トウモロコシの粉を練ったもの
アンブヤット=サゴヤシの木の幹の内側からとれるもの
グリーンピースとシロアリの卵
グリーンピースとシロアリの卵を和えたもの
煮込みトマト
文字通りトマトを煮込んだもの?
イナゴ入りチョコレートクリーム
チョコクリームの中にイナゴの佃煮が入っている…?
カエルの桃包み
桃の中にカエルが入っている…?
桃のカエル包み
↑の逆パターンということは…
ハロハロ
フィリピンのかき氷でパフェのようなもの
ファイヤーアントのプディング
ヒアリが入ったプリン
はちみつ酒
人類最古の酒とも言われているお酒
ヤクのバター茶
中央アジアで実際に飲まれている甘塩っぱいお茶
グロッグ
ラム酒を水で割った飲み物
なんとも奇妙な料理のオンパレードでしたね。
食べてみたい料理はありましたか?笑
それでは最後に、おまけの小噺を。
アトラクションの外にホテル・ハイタワーにまつわる新聞記事が貼られている掲示板があることをご存知ですか?
その中にあるホテルのグランドオープンを記念して開かれた祝賀会の様子を伝える新聞を見てみると、驚くべき内容が書かれていました。
新聞記事の左下に注目してみると…
あのメニュー表と同じものが貼られています。
なんとハイタワー三世は祝賀会に訪れた人々にゲテモノフルコースを提供していたのです…!
さらに右上には祝賀会の際に撮られたであろう写真があるのですが…
ここにいる人たちは、ゲテモノ料理を食べていたのでしょう…。
東京ディズニーシーの人気アトラクションタワー・オブ・テラーにまつわるお話から、ホテル・ハイタワー時代にあったレストランについてご紹介しました。
世界中を旅したハイタワー三世らしいメニューもありましたが、それ以上にゾッとするようなゲテモノ料理が多かったですね。
タワー・オブ・テラーはバックグラウンドストーリーが随一深いとも言われています。
何気なく置かれたプロップスに注目してみると、驚きの発見が得られるかもしれませんよ。
それでは、よい冒険を。