このような状況ではありますが、先日無事に結婚披露宴を終えました。
そこで今回は私が披露宴に取り入れたディズニー要素を詳しくご紹介していきたいと思います。
「FTWと他の会場で迷っている」
「ディズニーを取り入れた結婚式にしたい」
「手軽にできるディズニー風結婚式のアイデアが知りたい」
という方に読んでいただきたいです。
ブライダル業界で働く私が実例を交えて詳しくご紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
今の時期ならではのwithコロナ結婚式についてや私が決行を決めた理由等についても触れていますので、現在結婚式の決行を迷っている方もご参考いただけますと幸いです!
結婚式にディズニーの要素を取り入れたディズニーウェディング、憧れますよね。
「ディズニーウェディング」というとディズニーホテルで挙げる結婚式をイメージされる方が多いと思いますが、実はディズニーホテルでなくともディズニーを取り入れた結婚式は可能です。
実際に私は東京會舘という専門式場で挙式・披露宴を行いました。
式場選びは結婚式を実現する上でとても重要な第一歩です。
これから式場選びをするという方は、まず「FTWにするか」「FTW以外にするか」を決めましょう。
それぞれどんなカップルに向いているのか、見ていきましょう。
FTWはディズニーホテルでの結婚式です。
映画で見たプリンセスと王子様のように特別な場所で結ばれる──
とてもロマンティックで夢がありますよね。
そんな憧れのFTWを夢見る方も多いでしょう。
FTWは正式にはディズニー・フェアリーテール・ウェディングといい、ディズニーホテルで挙げる結婚式・披露宴のことを指します。
対象となるホテルは下記3つ。
二人だけで挙げる結婚式から大人数でにぎやかに過ごす披露宴まで、各バンケットによって様々なプランが用意されています。
そんなFTWがおすすめなのはこのような希望をお持ちの方です。
特にディズニープリンセスがお好きな方には、FTWはピッタリです。
豪華な会場で華麗なドレスを身にまとい、大好きな人と愛を誓う…とても夢があります。
それぞれのディズニーホテルによってバンケットや会場のロケーションの雰囲気が違いますので、気になる方は東京ディズニーランドホテル・ディズニーアンバサダーホテル・東京ディズニーシー・ホテルミラコスタすべてを見学をしてみることをおすすめします。
きっとあなたにピッタリのプランが見つかること間違いなし!
私たち夫婦はFTWを選びませんでした。
そもそも、最初から選択肢にありませんでした。
FTWを選ばなかった一番の理由は交通の便と立地の良さを重視したからなのですが、他にもこのような方にはFTW以外がおすすめです。
ディズニーウェディング=FTWではありません。
ディズニーホテル以外での式場でもディズニーを取り入れた披露宴を行うことは可能です。
私たちも数々のディズニー要素を取り入れた披露宴を行いました。
特にFTWは「キャラクターが登場している間はアルコール禁止」「一部シーンのBGMが指定されている」などのルールが数多く設けられているので、場合によってはやりたい演出ができないこともあります。
既に取り入れたい演出が決まっている方は、式場見学の際に相談してみるといいでしょう。
さて、それでは私たちが取り入れたディズニー要素をご紹介していきます。
どれも気軽に取り入れられるものばかりです!
当日の写真付きでご紹介していきます。
ウェルカムドールはウェルカムスペースに飾る人形やぬいぐるみのことです。
などの組み合わせが定番ですね!
インスタでもよく見る光景です。
ですが、私たちの場合…
どーん!
とっても大きなLサイズのダッフィー&シェリーメイを使用しました。
私は職業柄500件を越える披露宴を見てきましたが、Lサイズを置いている方は見たことがありません。
正直、搬入がものすごーく大変でした(笑)
これにはゲストも大喜びで、たくさん写真を撮ってもらいました。
ちなみにプチDIYとしてダッフィーには蝶ネクタイ、シェリーメイにはベールを付けました。
本当は私たち二人とお揃いの衣裳を作って着させてあげたかったのですが、大きさから無理と判断しました…。
Sサイズダッフィー&シェリーメイであれば衣裳を作っている方もいらっしゃいます。
自分で作る余裕がない方は、こういった物を購入するのもおすすめです。
ちなみに…
お色直し中にメインテーブルに座らせてもらいました。
にじみ出る主役感…!
ウェルカムスペースに思い出のディズニーグッズを置いて二人らしさを表現するのもおすすめです。
私たちはミラコスタに宿泊した際に記念日プランについてきたアクアスフィアの小物入れとウェルカムオブジェにダッフィー&シェリーメイを乗せたものを飾りました。
ディズニーを主張しすぎず、ウェルカムスペースをオシャレに仕上げてくれるアイテムとなりました。
音楽は披露宴の雰囲気を決める上でとても重要な役割を持っています。
特に入場やケーキ入刀などのシーンでは大きな音量で音楽がかかり、シーンの印象を色付けるとても大切な要素となります。
音楽にディズニーを取り入れると一気に雰囲気を作ることができるので、とってもおすすめです!
私たちが使用したディズニーの楽曲はこちら。
映像使用曲を含めた全21曲のうち、5曲をディズニーから選びました。
東京會舘ではCDの原盤を持ち込めばOKでしたが、式場によっては持込みCDの枚数制限がある場合や式場のリストの中からしか曲を選べない場合もあります。
気になる方はぜひ式場に確認してみてくださいね。
私はウェディングBGMコーディネーターとして働いていますので、プロとして上記5曲を選んだ理由を簡単にご紹介していきたいと思います。
使用シーン:迎賓
東京ディズニーシーのエントランス口、アクアスフィアのエリアで昼間流れている曲です。
インストゥルメンタルでありながらこれから旅が始まるというワクワクした雰囲気の味わえる曲ですよね。
私たちはこの楽曲をゲストの迎賓中に使用することで、披露宴が始まるまでのワクワクを高めてもらいました。
使用シーン:ケーキ準備
ケーキ入刀前の新郎新婦が移動している間の曲としてに流しました。
ケーキ準備曲は流れる時間が比較的短く、サビまで流れないことも多いです。
選び方のポイントとしては、イントロから明るくサビまで流れなくても違和感のない曲というところ。
私たちは完全に雰囲気で選びました。
『ティンカー・ベル』のサントラから、可愛くておしゃれな一曲です。
使用シーン:ケーキ入刀
こちらも『ティンカー・ベル』からの一曲です。
ケーキ準備曲とケーキ入刀曲は似た雰囲気の曲にしたかったため、同じCDから選びました。
ケーキのシーンと言えば可愛らしい曲。
ですが可愛すぎるのは嫌だったので、落ち着いた雰囲気ながらもほどよい可愛さのあるこちらの楽曲を選びました。
使用シーン:再入場
東京ディズニーシーのブロードウェイミュージックシアターで行われている大人気ショー「ビッグ・バンド・ビート」。
その中から大好きな一曲「Sing Sing Sing」を選びました。
お色直しは赤のカラードレスにしたため、雰囲気にバッチリ合っていました。
使用シーン:送賓
迎賓で使用した「Aquasphere plaza~Day」と同じCDより、アクアスフィアのエリアで夜流れている曲です。
東京ディズニーシーを出る際、どことなく寂しい気持ちになるのはこの音楽が助長しているからかもしれませんね。
そんな「旅の終わり」を感じさせる切なめの曲をチョイスすることで、披露宴のお開きをシュッと締める役割を果たしてくれました。
また、上記に加えて歓談中のピアノ生演奏でもディズニーの曲をお願いしました。
…かなりマニアックです(笑)
ですが、友人には「どこで流れてるやつか分からないけどなんかディズニーっぽくて素敵だった!」と褒めて貰えました。
生演奏はディズニー好きな方が担当してくださり、耳コピで演奏していただきました。
ピアノの生演奏ということで本場より少しエレガントな雰囲気になり、結婚式に相応しい素敵な空間になりました。
プチギフトとは、送賓(ゲストのお見送り)の際に配るちょっとしたプレゼントのことです。
お菓子やドリンク、今の時期ならではのマスクやアルコール除菌ジェルを配る方もいらっしゃいます。
私たちは東京ディズニーリゾートのお菓子詰め合わせにしました。
プチギフトは一人あたり100円~350円程度が相場です。
私たちの場合は人数×250円分のお菓子を買い、ランダムに分けて袋詰めしました。
お菓子であれば手軽に購入できますし、ゲスト同士で中身の違いが楽しめるのもおすすめポイントです。
遠方の方はオンライン購入サイトを利用したり、ディズニーストアで購入するのもおすすめですよ。
上記では私が取り入れたディズニー要素をご紹介しましたが、他にも簡単に取り入れられるディズニーウェディングのアイデアがたくさんあります。
お好みに合わせてぜひ取り入れてみてくださいね。
最後におまけと言っては何ですが、私が新型コロナウイルス対策として行ったことをご紹介します。
現在結婚式を延期するか決行するか迷っている方、これから結婚式を挙げるか迷っている方のご参考になれば幸いです。
会場設備には私たちにはどうにもできません。
これか式場を決めるという方は、この辺りを参考にして式場選びをしてみてくださいね。
私たちが挙げた際、東京会館では以上のような徹底した対策をしていただけました。
続いて、私たち夫婦で準備したことです。
また、この他にも招待状に会場の感染症対策の様子を記した紙を同封したり、再度出欠をとったり、ゲストが無理なく出欠の判断ができるよう配慮しました。
もちろんやむを得ず欠席になってしまった方もいましたが、この時期なので致し方ありません。
それでも参加してくれたゲストから感謝の言葉を頂き、私は結婚式を決行してよかったと思っています。
詳細は伏せますが、一番の理由は家庭の事情です。
延期をすると家族が参加できなくなってしまう可能性があったため、できれば決行してしまいたいという気持ちが強かったです。
そして、背中を押したのは会場の対応でした。
私もブライダル業界で働いているので様々な会場の対応を見てきましたが、その中でも私たちが挙げた東京會舘は群を抜いて徹底した感染症対策を行っていました。
特に15分で全ての空気を入替える換気システムというのが魅力的で、プランナーさんの後押しもあり決行を決めました。
とはいえ、私も直前まで決行or延期or中止で迷いました。
2020年9月は感染者数が比較的落ち着いていたのでよかったのですが、緊急事態宣言が出たら延期すると決めていました。
宣言下ではお酒の提供ができなかったり、料理の提供スピードが早くなったり、様々な制約があります。
やはり緊急事態宣言が出ている期間は延期をする方が多いですが、対策を十分にして決行される方もいます。
「祖父母が元気なうちに」
「妊活の予定を崩したくない」
「授かり婚で延期ができない」
などといった事情を抱えている方も多いでしょう。
決行=悪ではありません。
私は延期にしても中止にしても決行にしても、新郎新婦が考えて考えて考えた結果なので賛成です。
どうか皆さんのベストな選択ができますように。
ディズニーウェディングのアイデアのご紹介でした。
FTWでなくとも、ディズニー風の結婚式を挙げることは可能だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
ご紹介したものはどれも気軽に取り入れられるものばかりです。
ぜひ大好きなディズニーを取り入れた素敵な結婚式にしましょう!
素敵なウェディングになりますように。