東京ディズニーリゾートにはさまざまなお土産ショップがありますが、それぞれ取り扱い商品やコンセプトが異なり、ショップ巡りをするだけでも楽しめますよね。
ショップ一つひとつにもストーリーがあるところが、東京ディズニーリゾートの魅力のひとつです。
そんなショップの中から、今回は東京ディズニーランドのトゥーンタウンにあるショップギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイムのバックグラウンドストーリーをご紹介していきます。
バックグラウンドストーリーを知ってから訪れれば、より一層お買い物を楽しめるはずですよ。
ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイムは、ミッキーと仲間たちが住む街トゥーンタウンにあります。
トゥーンタウンらしく、ポップでカラフルな外観です。
こちらのショップではイベントグッズや身につけグッズ、お菓子、文具をはじめとする幅広いジャンルのグッズを扱っています。
キッズグッズやカプセルトイの取り扱いもあるので、お子様連れにもオススメのショップです。
ところでこちらのお店、店名がとっても長いと思いませんか?
ながーい名前になったのには、訳があるんです。
それでは、早速バックグラウンドストーリーを見てみましょう。
こちらのショップには出入口が2ヶ所あるのですが、出入口の看板をそれぞれ見てみると…
「ギャグファクトリー」「ファイブ・アンド・ダイム」と書いてあります。
よく見てみると、外観のイメージもちょっと違うように感じます。
ギャグファクトリーはオレンジの壁に水色の窓枠、ファイブ・アンド・ダイムはアイボリーの壁に白い柱。
屋根の形も違います。
そう、実はこちらのお店、昔は別々のお店だったというストーリーがあるんです。
ギャグファクトリーの店主シェナニガンジュとファイブ・アンド・ダイムの店主モンキーシャインズは、ギャグ作りのセンスを争うライバル同士でした。
二人はお互いにちょっかいを出しては喧嘩をしての繰り返し。
そんなある日、シェナニガンジュはファイブ・アンド・ダイムに面する壁から油を注ぎ込んでやろうと企みます。
それと同時に、モンキーシャインズはギャグファクトリーにストーブの煙を送り込もうとしていました。
すると、ドカン!という猛烈な爆発音と共に2つのお店を隔てていた壁が崩落してしまいました。
そして彼らは互いのギャグセンスを認め合い、ひとつのお店として共同で経営していくことに決めたのです。
そんな経緯によってひとつのお店となったギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイムですが、店内を見てみると元々別々のお店だったことがよくわかります。
はじめに、こちらはギャグファクトリー側です。
工場のような見た目が印象的ですね。
特に目立つのは、店内中央に置かれたこちらの大きな機械。
こちらの正体はギャグ製造マシーン。
壁からミッキーの手の形をしたオブジェが出てきているのですが、マシーンを通ると様々なギャググッズが登場します!
マシーンの中がどうなっているか気になります…!
ファイブ・アンド・ダイムはギャグファクトリーとは打って変わり、クラシカルでおしゃれな内装です。
クラシカルな雰囲気ながらも、柱やシーリングライトがミッキーの手になっていたりと遊び心があります。
ちなみに「ファイブ・アンド・ダイム」という店名は「ファイブ」と「ダイム」で韻を踏んでいます。
ちょっとした言葉遊びを取り入れているところにも、ギャグセンスを感じますね。
そんな雰囲気がまるで違うふたつのショップですが、お店の境目を見てみると…
つなげた感満載の床!
こちらの壁が崩壊したというのがとても分かりやすいですね。
ギャグファクトリーの店内に、ちょっと面白い場所があります。
「DO NOT PAINT ON THIS WALL(この壁に落書きするな)」と書いてある張り紙に、「OK」と落書きで返事が…(笑)
シェナニガンジュとモンキーシャインズはこんなイタズラをやりあっていたようですね。
アトラクションだけでなく、ショップやオブジェにもバックグラウンドストーリーが隠されているのがディズニーの素晴らしいところ。
トゥーンタウンに行った際はぜひギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイムを覗いてみてください。
それでは、よい旅を!