2019年7月23日、東京ディズニーシーに新しいアトラクションがグランドオープンしました。
その名もソアリン:ファンタスティック・フライト。
ドリームフライヤーと呼ばれるハングライダーのような乗り物で世界の絶景を旅するシアター式のアトラクションです。
連日300分待ちという異様な人気を見せるソアリンですが、2回乗車してきましたのでレビューとしてまとめてみました。
まずはソアリン:ファンタスティック・フライトの概要からご紹介してきます。
東京ディズニーシーの玄関口、メディテレーニアンハーバーの丘にそびえ立つファンタスティック・フライト・ミュージアム。
ゲストはこの博物館で開催される特別展に参加します。
それは飛行の研究に没頭した女性カメリア・ファルコ生誕100周年を記念し、彼女の人生を振り返るというもの。
そしてさまざまな展示を見た後、ゲストはカメリアたちが開発した空飛ぶ乗り物ドリームフライヤーに乗り世界をめぐる旅に出発します。
風や匂いを感じながら、非日常な体験をすることができるでしょう。
場所はメディテレーニアンハーバーの右側、ハーバーを右方向に進んだ先、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテの裏になります。
鮮やかな水色のドーム型の屋根が目印です。
アトラクションの所要時間(ライド時間)は約5分、1シアターの収容人数は87名。
シアターは2つあるので、同時収容で174名になります。
※身長102cm未満の方は乗れません。
同じくシアター式のアトラクション ニモ&フレンズ・シーライダーは122名×2シアターなので、ソアリン:ファンタスティック・フライトの方が回転率は少し低いかもしれません。
また、ソアリン:ファンタスティック・フライトはファストパス対象アトラクションです。
オープンしてから連日開園から10分程度でファストパスは発券終了し、スタンバイ列も平均で180~300分待ちです。
少なくともあと1、2年は朝一でファストパス発券を行わないと発券は難しくなりそうです。
東京ディズニーリゾートのアトラクションはどれも、ストーリーや雰囲気などの作り込みが細かいですよね。
もちろんソアリン:ファンタスティック・フライトも例外ではありません。
博物館というだけあって、建物は豪勢な造りをしています。
外観はもちろん、館内も高級感があり立派です。
ですが、ファストパスレーンでは館内を存分に観ることができないのです。
というのも、ファストパスとスタンバイ列が合流するのはアトラクション乗り場のすぐ手前。
存分に館内を見て回る前に乗り場に着いてしまうのです。
ファストパスレーンにも展示物や凝った装飾はありますが、スタンバイ列に比べるとかなり小規模です。
ですので、できることならばスタンバイで乗った方が世界観や雰囲気を存分に楽しむことができると思います。
かく言う私は2回ともファストパスで乗車したのですが…(笑)
この暑い中、数時間も並ぶ自信がありません…。
人気が少し落ち着いてきたら、スタンバイでの乗車にチャレンジしてみたいです!
【2021年4月22日追記】
ソアリンのQラインについて詳しい記事をアップしました。
豆知識やバックグラウンドストーリーがお好きな方はぜひこちらもあわせてご覧くださいませ!
※以下、一部ネタバレを含みます。
ネタバレしたくない方はこちらへ飛んでください。
ソアリンは、アトラクションの乗車前にプレショーがあります。
カメリア・ファルコがドリームフライヤーにかけた情熱や思いを語ってくれるのですが、こちらのプレショーは全11パターンあるそうです。
残念ながら私は2回とも同じパターンだったのですが、11種類もあるなら何度でも乗りたくなってしまいますね。
プレショーを行う部屋に入り、まもなくショーが始まります。
プロジェクションマッピングなどの最新映像技術を駆使した演出でゲストを盛り上げてくれます。
カメリア・ファルコさんの壁画が動くということはすぐに予想がついたのですが、影や周りの壁画が動く演出は想定外で驚きました!
プレショーが終了後、ゲストはいよいよ乗り場へ向かいます。
この移動の際、タイミングが悪いとプレショーの部屋に取り残されてしまうとの情報もあります。
ただしこの情報はオープンしたてのものですので、いずれ改善されそうですね。
アトラクション本編は世界の絶景を空から堪能するストーリーですが、話のパターンは一種類です。
時折匂いを感じられる箇所もあり、「ただの映像」と侮れませんよ!
まるで本当に世界の空を飛んでいるような気分になれます。
ラストは東京の夜景を経て東京ディズニーシーへ戻って来ます。
見事な夜景の中ハーバーに花火が上がり、壮大なフィナーレを迎えゲストは帰還となります。
こちらのシーンは何度見ても感動しそうです…。
予想を遥かに超えるクオリティでした。
プレショー終了後にアトラクション乗り場の前室で整列します。
乗り場はA、B、Cの3ヶ所ありますが、どこに並んでも乗るのは同じドリームフライヤーです。
タワー・オブ・テラーのようにそれぞれ独立しているわけではありません。
A、B、Cの部屋は中でさらに1、2、3と列が分かれています。
1番目の列がアトラクション乗車時もいちばん前の席になります!
もちろんどの席でも楽しめますが、1列目が当たり席と言えます。
1列目が浮上距離が最も高く、視界を遮る要素が何もないためです。
私は運良く2回とも1列目に当たりましたが、非常に感動するフライトをすることができました。
中でも初めて乗車した際は1列目のど真ん中の席に当たりました。
それはもう言葉にならないほどの感動でした。
始めのふわっと離陸した瞬間、そして壮大なフィナーレで涙が出ました。
2回目は1列目の端側でしたが、やはり多少映像が曲がって見えるところがありました。
それでももちろんかなり感動しましたが、ど真ん中に比べると映像の迫力に欠けるのも事実です。
ということで、いちばんの当たり席は1列目のど真ん中の席だと思います。
皆さまももし当たったら「ラッキー!」と思ってください!
ソアリンは人気アトラクション トイ・ストーリー・マニア!のように特定のキャラクター要素が存在しないため、すぐに人気が落ち着くのでは?とも予想されていました。
私も正直そのように感じていたのですが、予想以上の迫力にもうしばらくは人気が続きそうだなと感じました。
人気が落ち着いて来たら早くスタンバイで乗りたいです!
皆さまも世界を旅するソアリン:ファンタスティック・フライト、ぜひ体感してみてください!
それでは、よい旅を!