東京ディズニーシーの大人気アトラクション、タワー・オブ・テラー。
東京ディズニーリゾートで唯一のフリーフォール系絶叫アトラクションです。
そんなタワー・オブ・テラーは、アトラクションの出口がお土産ショップにつながっています。
なんとなく通り過ぎる方も多いと思いますが、実はこちらのショップには興味深いストーリーと豆知識が隠されているのです。
今回はタワー・オブ・テラーに隣接するショップ「タワー・オブ・テラー・メモラビリア」のバックグラウンドストーリーについてご紹介していきます。
タワー・オブ・テラーがホテルだった頃の面影を感じられるポイントからちょっと笑えるトリビアまでまとめてみましたので、ぜひ次回のインパの小ネタにご活用くださいね。
タワー・オブ・テラー・メモラビリアはアトラクション「タワー・オブ・テラー」の右側に隣接し、アトラクションを出るときに通るショップです。
タワテラ関連グッズはもちろん、身につけグッズなども幅広く販売しています。
もちろん、アトラクションを利用していなくても入店できます。
「メモラビリア」は英語で記念品という意味で、ホテルの見学ツアーに来たゲストがお土産を買えるようにとこのお店が作られました。
それでは早速、メモラビリアに隠されたバックグラウンドストーリーと豆知識をご紹介していきます。
先でご紹介した通り、こちらのショップはホテルの見学ツアーに参加したゲストのために開かれたお土産ショップです。
この建物がホテルとして使われていた時代、ある施設として使われていた場所を改装してショップが開かれました。
その施設とは一体何でしょうか。
店内に飾られたポスターに正解が描かれています。
そう、この場所はかつてプールだったのです。
ラージャのプールという名前がつけられたこちらのプールは、当時アメリカのホテルで初の屋内プールだったそうです。
ちなみに「ラージャ」は王・豪族という意味。
なんともハイタワー三世らしいネーミングです。
ポスターにはプールの他にサロンやジム、サウナなどの施設があったことが書かれています。
現代では一般的となったプール&スパの先駆けとなっていたのかもしれませんね。
店内にはプールだった頃の面影を感じられる場所があります。
こちらは飛び込み台として使われていたようですが、現在は商品棚として再利用されています。
また、床を見るとタイルの内側が木製の板で埋められています。
この木材のところがプールだったのです。
店内にはプールだった当時の写真も飾ってあります。
飛び込み台も確認できますね。
現在の店内の様子と見比べてみると面白いですよ。
ここからは店内のプロップスにまつわるお話をご紹介していきます。
プールの内装はハリソン・ハイタワー三世の希望でインド風のデザインになりました。
店内にはインドを感じられる要素がたくさん詰まっています。
まずは店内に飾ってある写真の数々。
これらはハイタワー三世がインド探検をしたときの写真です。
店内には複数の写真が飾られているのですが、なんと全ての写真にハイタワー三世が写り込んでいるのです。
ハイタワー三世は写真に撮られるのが大好きだったんだそうです。
また、店内にはインドから持ち帰った芸術品が多く飾られています。
飛び込み台の両脇に飾られたこちらの象の飾りもハイタワー三世がインド探検で持ち帰ったものです。
飛び込み台は店舗の入り口付近にありますが、象は入り口にお尻を向ける形で置かれています。
まるで飛び込み台からプールを見ているようですね。
他にもインドから持ち帰った芸術品が飾られていたり、店内のデザインがインド風だったり、ハイタワーの希望を叶えた装飾がたくさん詰まっています。
ショップを訪れた際にはぜひ、内装にも目を向けてみてください。
店内の壁には色鮮やかな壁画が描かれています。
この壁画はプールだったときからこちらに飾られていたものです。
壁画は全部で4枚あるのですが、実はハリソン・ハイタワー三世が人間から神へと変身する物語が描かれているのです。
お店の出入り口から向かって左側から時計回りで見てみると…
ハイタワー三世はマッサージを受けながら食べ物を貢献されています。
彼はこれから魂の旅に出るそうです。
なんと、空を飛んでいます!
すでに人間を超越していますね…。
空を羽ばたき向かった先は海。
魂の変容のために身体を清めています。
そして最後は…
見事、神に変身!
ハイタワー三世らしい高圧的な表情が怖いです…。
腕が6本あり、インド風のプールだったことからモデルは阿修羅かなと想像したのですが…。
阿修羅の特徴とも言える三面六臂には当てはまらないので、こちらは曖昧です。
ハイタワー三世の野望を描いた壁画、いかがでしたでしょうか。
ユーモア溢れるイラストとなっていますので、ぜひ現地で確認してみてください!
タワー・オブ・テラー・メモラビリアのバックグラウンドストーリーのご紹介でした。
タワテラーのバックグラウンドストーリーはパークで随一深いとも言われています。
ショップにももちろん、しっかりとしたストーリーが隠されていたのですね。
いつもはお土産しか見てなかったという方も、次回はぜひ壁や装飾にも注目してみてください。
写真のハイタワー探しも忘れずに!
それでは、良い冒険を。