東京ディズニーリゾートにはたくさんのショーウィンドウがあり、可愛らしい装飾やグッズでゲストを楽しませてくれます。
特にお土産ショップのショーウィンドウは季節や販売されている商品によって装飾が変わり、何度訪れても楽しめますよね。
今回はそんなショーウィンドウから、東京ディズニーシーにあるちょっと変わり種の「贋作画家のアトリエ」についてご紹介していきます。
遊び心のあるショーウィンドウとなっておりとても面白いので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
まず、贋作(がんさく)とは絵画や彫刻、書物などの作品の偽物を作ることやその作品のことを指します。
本来密かに営むであろう贋作ですが、実は東京ディズニーシーのショーウィンドウの一画に贋作画家のアトリエがあるのです。
アトリエがあるのは東京ディズニーシーの玄関口であるメディテレーニアンハーバー。
アトラクション「ヴェネツィアン・ゴンドラ」乗り場の近くにあります。
ゴンドラ乗り場へと続く橋より奥にあり、また行き止まりになっているためこの場所へ行ったことのない方も多いのではないでしょうか?
一体どのようなアトリエなのか、早速のぞいてみましょう。
贋作画家のアトリエがあるショーウィンドウはこちらです。
小さな部屋に置かれた数々の道具、壁に掛けられたたくさんの絵画から芸術家らしい趣を感じられます。
そしてアトリエで一際目を引くのは、左側に置かれたモナ・リザです。
あれ!?
口が描かれていません。
一体どういうことなのでしょうか。
『モナ・リザ』はイタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画です。
誰もが一度は見たことがある、とても有名な絵画ですよね。
東京ディズニーシーのこちらのアトリエでは、現在モナ・リザの贋作を作成中。
どうやら口を描くのに苦戦しているようで、口だけを描いた紙切れがたくさん貼られています。
口だけが描かれていないのは、試行錯誤しているからなのです。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたモナ・リザは口元だけを見ると笑っているように見えませんが、一枚の絵画として見ると微笑しているように見える「スフマート」という技術が使われています。
特別な技術を駆使し絶妙なバランスで描かれたモナ・リザの口を再現するのは、とても難しかったのでしょうね。
アトリエを見てみると、他にもおかしなものが飾ってあります。
正面の壁に飾られている絵画を見てみましょう。
このひん曲がった表情…完全にふざけていますね(笑)
さらに、床に散乱した数々のデッサン画。
何度も何度も描き直している様子が伺えます。
こちらの画家さんはとても努力家のようです。
が、壁を見てみると…
こちらも完全にふざけたポーズをしています。
贋作というよりかは、パロディのような雰囲気がありますね。
おかしな絵画は上記でご紹介した以外にもありますので、気になる方はぜひ現地で確認してみてくださいね。
メディテレーニアンハーバーにあるちょっと変わったショーウィンドウのご紹介でした。
突き当たりになっている場所にあるため、見たことのない方も多かったのではないでしょうか?
ちょっと笑える贋作画家のアトリエ、ぜひ見にいってみてくださいね。
それでは、よい冒険を!