様々なストーリーやプロップスで私たちゲストを深く楽しませてくれる東京ディズニーリゾート。
一見気づかないところにも物語が隠されており、何度行っても新しい発見があります。
そんなディズニーの細やかな「魔法」は、パーク内に留まりません。
今回はディズニー公式ホテルのひとつ、ディズニーアンバサダーホテルのロビーに隠された物語についてご紹介していきます。
知らなければ気づかない、ある場所に描かれているものとは…?
ディズニーアンバサダーホテルは日本で最初のディズニーホテルとして、2000年7月7日に開業しました。
部屋数:504室
レストラン:4軒
階数:地下1階 – 地上6階
延床面積47,000m²
外装・内装ともに1910年代から1930年代にアメリカで流行したアール・デコ様式で造られており、ふんだんに用いられた幾何学模様が特徴的です。
ホテル内にはレストランや売店、プールなど宿泊者以外も利用できる施設が複数あります。
日常を忘れてリラックスしたいときや特別な日をお祝いしたいときなどに利用するのがおすすめです。
レストラン利用者はディズニーアンバサダーホテルと両パークを結ぶ無料シャトルバスが利用できますよ。
それでは早速本題です。
ここからはディズニーアンバサダーホテルのロビーに隠された物語についてご紹介していきます。
ディズニーアンバサダーホテルは1930年代頃のアメリカをテーマにしています。
この頃のアメリカはハリウッドの黄金期。
映画や音楽などのエンターテイメントが大きく花開き、同時に様々な分野の産業が発展を遂げていった時代でした。
ディズニーアンバサダーホテルは、そんな目まぐるしく変わっていく変革の最中にある古き良き時代を再現しています。
ロビーは優しい電球色に包まれ温もりを感じる一方、天井は吹き抜けになっており解放感があります。
そんなロビーで目を引くのは中央に置かれた黄金の像です。
こちらはミッキーとプルートの像。
映写機を前に楽しそうな表情をしています。
大きな映写機、そしてミッキーが持っているメガホン。
もうお分かりですね。
こちらの像は映画監督に扮したミッキーが映画の撮影をしている様子を表しているのです。
像の台座は映画のフィルムになっています。
フィルムは1940年に公開されたディズニーの短編映画『グーフィーのグライダー教室』のものです。
しかし大切なフィルムの上で映画撮影って、大丈夫なのでしょうか?笑
ミッキーは今まさに映画の撮影中。
一体どのような映画を撮影しているのでしょうか。
映写機の先を見てみると…?
天井に大きな空が広がっていました。
超広角レンズを使っても画面に収まらないほど壮大な絵です。
空にいるのはミニー、グーフィー、ドナルド、デイジー、ヒューイ・デューイ・ルーイたち。
飛行機に乗って楽しそうに空を舞っています。
ミッキーは飛行機を題材にした映画を撮影しているのですね。
ハリウッドの黄金期で活躍するミッキー。
これからも彼の活躍から目が離せませんね。
ディズニーアンバサダーホテルに訪れた際はぜひ、ミッキーが映し出す映画にも目を向けてみては?
ディズニーアンバサダーホテルのロビーに隠された物語のご紹介でした。
宿泊する際は高揚した気持ちでプロップスまで注視する余裕は中々持てないかもしれませんが、ぜひロビーの像や天井の絵のことも頭の片隅に置いてみてくださいね。
ディズニーアンバサダーホテルには他にも可愛らしい像や絵画、ウィルト・ディズニーの軌跡を辿った展示物などたくさんの見どころがあります。
数々のスポットの中からお気に入りの場所を探してみるのも楽しいかもしれません。
それでは、よい冒険を!